国内の人材市場動向数値 (建設業界編) 

ダイジェスト
1.建設業界のトピックス◆リフォーム業界で人材需要が高まる
 
わが国の総住宅数は1998 年には5,025 万戸であったが、この15 年で約1 千万戸増加し、2013 年には6,063 万戸となり、住宅はフロー中心の時代からストック中心の時代に入った。
住宅がストック中心の時代を迎えて、将来的にも安定して伸びると見込まれているのがリフォーム業界である。株式会社富士経済の「新・住宅リフォーム市場の現状と将来性 2013」によると、リフォーム業界の市場規模は2012年で7兆7,884億円(前年度比3.4%増)であり、2016年には8兆5,586億円(対2012年比109.9%)に伸びると予測されている。このような市場の拡大を背景に、リフォーム事業には従来の工務店だけではなく、住設建材系事業者が地場工務店や販売工事店などをフランチャイズ化して参入している他、家電量販店やホームセンターを展開する事業者も参入している。
また、リフォームの内容についても、創エネ機器やHEMSなどエネルギー関連機器の導入によるスマートハウスリフォームが増加するなど、多様な展開になっている。「新・住宅リフォーム市場の現状と将来性 2013」によると、スマートハウスリフォームの市場規模は2012年で5,327億円であり、2016年には1兆192億円(対2012年比191.3%)にまで伸びると予測されている。
政府の「新成長戦略」では、ストック重視の住宅政策への転換が打ち出されており、2020 年までにリフォーム市場の規模を倍増する計画が発表され、その実現のために、住宅エコポイント制度や、バリアフリー改修、省エネ改修、耐震改修などのリフォーム工事に対する減税措置が導入されている。このような市場環境から見て、今後もリフォーム市場は順調に伸びると考えられ、設計・施工管理技術者からスマートハウス関連の技術者等まで、幅広い技術人材への需要が高まると考えられる。
*HEMS(ヘムス:Home Energy Management System)は住宅における複数の家電機器等をICTの活用によりネットワーク化し、HEMSコントローラ等で“エネルギーの見える化”を行い制御するシステム。
<住宅ストックと世帯数の推移>
出典:総務省「住宅・土地統計調査」より作成
2.建設業界の最新雇用関連データ(2015年2月27公表)
(1)就業者数と雇用者数
◆建設業の2015年1月の就業者数は489万人(前年同月比99.6%)、雇用者数は400万人(同100.3%)となった
出典:総務省「労働力調査」より作成
(2)建設業の新規求人数
◆建設業の2015年1月の新規求人数は64,720人(前年同月比96.1%)と、6カ月連続で前年割れとなった
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(3)建設専門職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の2015年1月の有効求人倍率は4.18倍(対前年同月-0.05ポイント)となりマイナスに転じたが、他の職種と比べると依然として高水準であり人手不足の状況が続いている
<実績(常用・除くパート)>
 
<対前年同月比>
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(4)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の2015年1月の有効求人倍率は3.07倍(対前年同月比+0.02ポイント)と上昇傾向が続いており、依然として人手不足の状況である。
<実績(常用・除くパート)>
<対前年同月比>
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2015年3月) http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201503.pdf
ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ——————-
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