シンガポールの大型オフィスビル「CapitaGreen」外装カーテンウォール工事を完工

 YKK AP株式会社(社長:堀 秀充、本社:東京都千代田区、資本金:100億円)のグループ会社であるYKK APファサード社(社長:小野寺 哲也、本社:シンガポール)は、シンガポールの大型オフィスビル「CapitaGreen」(キャピタグリーン)の外装カーテンウォール工事を2013年6月から開始し、2014年12月に完工しましたのでご案内します。
 この「CapitaGreen」は、2014年12月に竣工し、先日、国際NPOのCTBUH(高層ビル・都市居住協議会)(※1) による2015年度のアジア・オーストラリア地域の高層ビル部門の最優秀作品賞「2015 Regional Winners for Best Tall Building」を受賞しております。
 本物件は、グリーン=環境をテーマ にしたオフィスビルで、外装に断熱性の高いセミダブルスキン(※2)を採用しており、点支持ガラス(※3)で構成されるアウタースキンと、ユニタイズドカーテンウォール(※4)で構成されるインナースキンの間に植栽を組み込んだ“グリーンファサード”を採用しています。建物内の熱効率を向上させ、建物全体でのエネルギー削減効果が期待されており、BCA(シンガポール建築建設庁)による「Green Mark認証」(※5)の最高評価であるPlatinumを獲得しております。
 
 また、実施設計・施工段階では、竹中工務店とYKK APファサード社などで構成されるプロジェクトチームにて、「Building Information Modeling」(ビルディング・インフォメーション・モデリング、以降BIM)(※6)の技術が活用されましたが、各社が担当する工事範囲を3Dモデルの活用により可視化することでプロジェクト全体の生産性の向上に繋げたことが高く評価され、2015年10月、BCA主催の「BIM Awards 2015」にて最高位となるPlatinum Awardも受賞しました。
 
 YKK APファサード社は、引き続き、これまでの数多くの高層建築の外装工事で培ってきたノウハウと技術を結集し、超高層・高難度物件における外装の設計・製造や、安全でスピーディーかつ正確な施工を実施していきます。
 
【「CapitaGreen」(キャピタグリーン)」概要】
所在地  138 Market Street(シンガポール)
建築面積 約3,627㎡
延床面積 約82,007㎡
基本設計 株式会社 伊東豊雄建築設計事務所
設計・施工 株式会社 竹中工務店
竣工 2014年12月
オープン 2015年 9月【YKK APファサード社の主な担当箇所】
点支持ガラスカーテンウォール   :約25,250㎡
ユニタイズドカーテンウォール   :約20,700㎡
低層部ガラスウォール           :約  5,000㎡
 
(※1):Council on Tall Buildings and Urban Habitat, 1969年に設立された高層ビルの計画、設計、建設、運営に関する国際NPO。
(※2):ペリメータゾーンの熱負荷低減を目的とし、外装を二重に設置する構法の一種。中間部に設置したブラインド(本物件では植栽)やガラス等が吸収した日射熱が中間部内空気に再放熱されることにより、空気に浮力が生じ、外部へ排気・除熱される
(※3):ガラスに開けた皿穴部を通して、皿ボルトと金物でガラスを支持する構法で、透視性の高いフラットなガラス面を構成することができる
(※4):高品質化と省施工性(工期短縮)を目的に、あらかじめ工場でガラスや部材を組み込むユニット工法を採用したカーテンウォールのこと
(※5):シンガポール建築建設局BCAが開発・運用する、建築物の環境性能を評価するシステム。2005年1月に導入され、獲得得点に応じて認証が行われる
(※6):コンピューター上に作成した3次元の建物モデルに、仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用する行為
 

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