空気清浄機の販売動向、巣篭もり消費や新型インフル対策を追い風に大幅伸張

空気清浄機の販売動向、巣篭もり消費や新型インフル対策を追い風に大幅伸張

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進、以下 GfK Japan)は、家電量販店における空気清浄機の販売動向を発表した。 11月上旬(第3週まで、2~22日)の空気清浄機の販売は、数量前年比が約2倍、金額前年比が約2.6倍となった。巣篭もり消費が顕在化する中、健康対策や住環境の快適化のニーズを捉えて高成長を達成している。 寒さが本格化し、新型インフルエンザへの警戒感が高まっている中、ウィルス抑制の効果を訴求する空気清浄機などの販売が拡大している。今年の第3四半期における空気清浄機の数量前年比は約2倍の104%増、金額前年比は約3倍の193%増となり、高成長を裏付けた。直近11月上旬も同様のペースで販売が進んでおり、第3週まででは数量で107%増、金額で158%増となった。長引くインフルエンザの流行を背景に、年末商戦においても重要なカテゴリーとなる見通しだ。 従来は、空気清浄機、加湿器、除湿器で構成されていたが、2008年第4四半期以降は吸気・捕じんをせずに、除菌・消臭・ウィルス抑制などに効果のあるイオン発生専用機が新たに製品化され、市場の拡大がもたらされた。発売から一年となった今年第3四半期には、空清関連家電の数量構成比26%、金額構成比24%に達し、今後の可能性に注目が集まっている。 最大の構成比を占める空気清浄機は、例年花粉対策シーズンである第1四半期に販売の隆起が見られている。今年も依然として第1四半期の販売が多かったが、各社のフィルタ性能の高まりにより、花粉以外の微細な浮遊物(タバコの煙、ウィルス)も捕じんできるようになっているため、徐々に販売月の集中度合いが低くなり、通年商品化していくものと思われる。 一方、加湿器は依然として冬シーズン(第4四半期~第1四半期)に販売が集中しており、夏場のエアコン使用による乾燥対策としてはまだ活用度が低いことが伺える。 空気清浄機をタイプ別に見てみると、加湿機能付きの成長が目覚しい。今年10月は数量前年比約4倍となり、市場全体を大きく牽引した(図2・赤折れ線)。また、イオン機能などを搭載した高付加価値モデルの販売増加に伴い、3~5万円の高価格帯セグメントが大幅に拡大した。その結果、空気清浄機全体の平均販売価格が引き上げられ、今年10月は4万円を上回った(昨年同月は2万8千円)。住環境の快適化および健康対策への意識の高さが、不況下においても購入予算の押し上げに影響しているものと思われる。 空気清浄機の適用床面積クラス別推移を見ると、昨年から継続的に大型クラスへ移行しており、今年10月では20畳以上のセグメントが約8割となった。リビングなど共有空間での需要や、小規模空間であっても素早く空気清浄したいというニーズが見て取れる。吸気能力の高いものほど消費電力が大きい傾向にあり、昨今の省エネ機運の高まりの中、省電力性能なども今後の購入検討要素として注目が高まるものと考えられる。ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社http://www.gfkjpn.co.jp/

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